百合ss①
ある昼下がりの日の事、団長とカトレアは二人で執務室に居た。
「今日もカトレアは可愛いねぇ~」
「ちょっと!昼間からこんなベタベタしないでくれるかしら」
団長は挨拶代わりにカトレアの胸を揉んでいる
「そっ、そういうのは夜になってからにして!今はちょっと...」
「別に今からでもいいじゃないの」
「貴女はもうちょっとムードを考えなさいよ!」
ここではいつもの光景だが、この二人の関係は恋人ではなかった
団長はカトレアと前から親密に関係を築き上げてきたが、肝心の告白が出来ず
親友みたいな関係を今まで続けてきた
団長はカトレアに過度にスキンシップをしているが
告白するとなると毎回言えずじまいで終わってしまう
一方カトレアは最初こそ団長にはそこまで好意を寄せてなったが、魔力制御の件や
日頃の付き合いでだんだん好きになっていった
「そういえば今日も一緒に寝るんでしょ?そしたらちょっと早く部屋に来て欲しいの」
「また何か企んでるつもり?...まぁいいけど」
「ちょっと大事な事をね」
団長は今夜カトレアに告白すると決心した。