#ウェルウィッチアの元ネタ
グネツム目ウェルウィッチア科
学名:Welwitschia mirabilis
和名:サバクオモト(砂漠万年青)、キソウテンガイ(奇想天外)
アフリカのアンゴラ及びナミビアのナミブ砂漠に分布し、1対のみの葉を伸ばし続ける特異な形態を持ち、寿命は非常に長い。
1859年9月3日オーストリアの探検家ヴェルヴィッチュによってアンゴラの砂漠で発見。その発見時の記録をロンドン・リンネ学会所属のジョセフ・ダルトン・フッカー氏の元に持ち込んだ。発見された時の現地言語"Tumboa"を属名として与える事が提案された。
しかし、その直後にイギリス画家・探検家トーマス・ベインズ氏がナミビアで別個体を発見し【保存状態の悪い標本】と"tumbo"は本種を特定した名称ではないと言う情報をもたらした。
別固体の情報を受けて、フッカー氏は属名をヴェルヴィッチュの名に由来するWelwitschia とすることを提案、ヴェルヴィッチュはフッカー氏の提案を受け入れ、記載のために、より保存状態のよい標本を提供して、現在に至る。
学名の”mirabilis”は【驚異の】と言う意味するラテン語。