だがそこを思い出しただけで涙が再び溢れてくる、止まってくれやしない
「ちょ、ちょっと団長(さん)、本当に大丈夫？なにかあったんじゃ…」
自分でもわからない、夢の内容を思い出そうとしてこうなっただけだから気にする必要はない
「そんなこと言われても…」
悩む〇〇、そして何か思いついたようにぱっと見顔を明るくし、こちらに寄ってきた
何を思いついたのだろうk…
「大丈夫、私がいるから」
抱きしめられた、彼女の柔らかさが私の顔全てで感じられる
「だから…団長(さん)は安心て、ね？」
たったそれだけで良かったのだろう、私は先程よりも涙が溢れて止まらなくなってしまった
しかし不思議と悲しさは無くなっていて
ありがとう
私そう伝えて抱きしめ返した

#すずめのひとりごと